イノチコアは、イノチの視点に立ち〈 311からの世界 〉を観るアートグループです。人だけではなく動物や植物、全てを含む世界を大切に考える表現者、美術家、音楽家、ダンサー、宗教家、原発事故避難者などが集まりスタートしました。

主な活動は、展覧会やイベントの企画や参加、講演会の企画、反放射能／反原発アートデモの企画やグッズ製作、ネットでの情報発信など。「生きとし生けるもののイノチの大切さ、人間のあり方や世界のあり方について考え、自由に表現しよう」と呼びかけています。

311をきっかけに価値観がガラリと変わった方や、生き方を模索している方がたくさんいると思います。今は、イノチを尊び自然に即した生き方に帰れるかを私たち一人一人が問われており、一人一人が少し変わることで世界が大きく変わる過渡期でもあります。

バーチャルでもファンタジーでも無くこの上ないリアルとして世界を再生する。311を経験した私たちにはそれが出来るはずです。

★『イノチ』は『アニマ』とごく近い意味です。アニマ（anima）とはラテン語の原義では『息』を意味し、万物にひそみ生き物に宿りそれを動かし、死に際して離れる生気のようなものを指す言葉です。アニマル（animal）は『息をするもの＝息物 いきもの』です。

東洋においては言うまでもなく、全てのものにイノチが宿り人も動植物もそれに含まれると考えられます。東西問わず、人も鳥も獣も花も虫も等しく『イノチ』との普遍的な感性があります。